iPad mini歴10年の私が、iPad Air 11インチに買い替えてわかった「タブレットの限界サイズ」と「3つの最適解」
iPad mini歴10年の私が、iPad Air 11インチに買い替えてわかった「タブレットの限界サイズ」と「3つの最適解」
「iPad miniのサイズ感は最高だ。でも、どうしてもスマホと役割が被る」 「この画面サイズなら、いっそスマホでいいんじゃないか?」 「逆に、腰を据えて見るならノートパソコンを開けばいいのでは?」
ここ数年、私の頭の中には常にこのモヤモヤがありました。
私は約10年間、iPad miniシリーズを愛用してきました。かつて大きなiPadを持っていたこともありましたが、「デカくて邪魔だ」と感じてすぐに手放し、mini一筋でやってきたのです。
しかし、スマホの画面が大型化し、MacBookの性能が上がる中で、8インチクラスの立ち位置が微妙になってきたのも事実。映像を見るには少し物足りないし、Macのサブディスプレイにするには小さすぎる。
「もしかして、食わず嫌いをしているだけで、今なら11インチが正解なんじゃないか?」
そう思い立ち、人柱覚悟で「iPad Air 11インチ」を購入してみました。miniは売らずに残して比較検証した結果……私はiPad miniを売却し、Air 11インチに完全移行しました。
今回は、10年愛用したminiを捨ててまでAirを選んだ理由と、半年使って導き出した「タブレットの最適解」について本音で語ります。
iPad mini から iPad Air 11インチに変えて「生活が変わった」3つのメリット
まずは、買い替えて明確に良かった点から。半年使ってみて、生活の質が向上したと感じるポイントは以下の3つです。
1. 「スマホでいいや」がなくなる、圧倒的な映像体験
iPad mini(約8.3インチ)とiPad Air(11インチ)の差は、数字以上に巨大です。
miniを使っていた頃は、「わざわざカバンから出すのが面倒だからスマホで見よう」となることが多々ありました。しかし11インチの大画面ともなると、映像への没入感が段違いです。 明確に**「スマホとは別物の体験」**が得られるため、動画視聴の満足度が格段に上がりました。
2. 「Sidecar」で実家がオフィスになる
これが個人的には最大の収穫でした。私はよく妻の実家に帰省するのですが、そこでの暇な時間に仕事をしようとしても、ノートPCの1画面だけでは効率が悪い。
そこでiPad Airの出番です。「Sidecar」機能を使えば、ケーブルレスでMacBookのサブディスプレイになります。 iPad miniでも可能ですが、画面が小さすぎて実用的ではありませんでした。11インチあれば、リファレンス資料を表示したり、Slackを常駐させたりするのに十分な広さがあります。
「ケーブル1本持たずに、どこでもデュアルディスプレイ環境が作れる」 この機動力は、仕事の効率を劇的に変えてくれました。
3. 晩酌ブラウジングの「安心感」
自宅でリラックスして、お酒を飲みながらネットを見たい時。 ノートPC(MacBook)だと、キーボード部分に飲み物をこぼすリスクが常に頭をよぎります。かといってスマホでは味気ない。
iPad Airなら、キーボードがない「板」なので、もし飲み物をこぼしても被害は最小限で済みます(もちろん濡らさないのが一番ですが)。 11インチはPC画面より少し小さいですが、ブラウジングには十分。「ノートPCを開くほどではないが、スマホよりリッチに情報収集したい」というニーズに完璧にハマります。
失ったもの:iPad miniにしかできないこと、Airのデメリット
もちろん、全てが最高なわけではありません。miniからサイズアップしたことで失ったものもあります。
「手持ち」は無理。置いて使うデバイスへ
iPad miniの良さは、片手で持ってサッと使える機動力でした。対してiPad Air 11インチは、正直重いです。片手で長時間持つのは不可能です。
結果として、手に持ってダラダラとゲームをすることはなくなりました。 「床や机に置いて使う」か「スタンドに立てる」のが基本スタイルになります。寝転がって仰向けで使う、といったmini特有の使い方は諦める必要があります。
Apple Pencilの使用頻度は減った
これも「重さ」に起因します。miniなら手帳のように片手で持ってメモが取れましたが、Airだと机に置かないと書きにくい。 「わざわざ座って、机に置いて書く」というワンアクションが入るだけで、ペンを使うハードルが上がってしまいました。
現在、Apple Pencilは「図解を描く時」や「どうしても手書きが必要な時」にしか使いません。それでも持っているのは、**「家から紙を断捨離するための最後のペン」**としての役割があるからです。
Magic Keyboardは「不要」である理由
iPad Airを買うと、ついつい純正のMagic Keyboardも欲しくなりますが、私は**「不要」**だと断言します。
理由はシンプルです。
- 11インチのキーボードは窮屈で打ちにくい。(キーボードは13インチPCサイズが至高)
- MacBookを持っているなら役割が被る。
「iPadでブログを書きたい」「仕事もしたい」と夢を見がちですが、本格的な作業をするならMacBookを開いたほうが100倍速い。 iPadでの文字入力は、フリック入力か音声入力で十分です。 「ノートPCが使えないような状況(満員電車など)」なら、スマホでやればいい。スマホで済むことはスマホに、重い作業はPCに任せるべきです。
中途半端にiPadをPC化しようとすると、重くなる上に作業効率も悪い、どっちつかずのデバイスになってしまいます。
結論:13インチは選ばない。これが現代の「3つの神器」
最近はiPad Airにも13インチモデルが登場しましたが、ここまでの経験から導き出される結論は一つ。
「タブレットは11インチが限界サイズであり、ベストバランスである」
もし13インチのiPadを買ってMagic Keyboardを付けたら、それはもう「使いにくいMacBook」です。重くて持ち運ばなくなる未来が見えます。 据え置きで大画面が欲しいなら、安価で高性能なモバイルモニターを買えばいい。
ミニマリスト的「最適解」のデバイス構成
モノを持つことは、管理コストを背負うこと。「メンテナンス」や「買い替え」の手間を最小限にするためにも、デバイスの役割は明確に分けるべきです。
- スマートフォン:連絡、決済、移動中の情報収集(機動力)
- iPad Air 11インチ:動画視聴、サブディスプレイ、閲覧(体験の質)
- MacBook:生産活動、開発、資料作成(作業効率)
iPad miniは「持ち運び最強」ですが、今の大型スマホ時代においては中途半端になりがちです。旅行中や外出先でわざわざバッグからminiを取り出すのも、意外と億劫なもの。
「スマホでできない体験を補完しつつ、PCの周辺機器としても使える」 この絶妙なラインを攻めるなら、iPad Air 11インチこそが、今の時代の最適解だと言えるでしょう。